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世界大会のご報告

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皆さん先月はご協力ありがとうございました。
USDAAアジリティー・ワールドチャンピオンシップ無事出場してまいりました。

まずは結果,2種目ありどちらも決勝まではトーナメント形式で上位数チーム※の勝ち上がり形式。 はじめにスティープルチェイスというスピードに重点を置いたタイムレース,”じゃがー&鈴木”チームは,予選通過6位(予選通は全体の約9%位11頭)で決勝進出し最終結果は6位。
もう一つのスタンダード・アジリティーという訓練の習熟度と俊敏性に重点を置いたタイムレースは,予選通過9位(予選通過は全体の約10%15頭)で決勝進出,最終結果は残念ながら失格のため同席10位(失格5頭)と言う結果でした。
日本から4クラス各3チームで計12チームの出場,うち2種目共に決勝進出は2チームのみ,日本代表の中では良かったのですが,残念ながら6位入賞のみメダルには届きませんでした~残念無念。 さらなる努力が必要のようです。
※アジリティーでは人と犬が互いに協力してコースに挑むので,その人と犬の組み合わせをチームと呼びます。

例年この大会は屋外の芝コースで行われていたのですが,今年は室内でさらに土のコースで開催されました。
芝のコースは犬の足場も安定するのでスピードが出ます。

この大会は純血種だけでなくミックス犬も出場できるため,専用に改良交配された犬が出てきます。
たとえばジャックラッセルテリアとボーダーコリーさらにスタフィーを交雑し通称「ジャックボー」などの変わり種が常連です。ジャックボーは体も大きくテリア,スタフィーが入っているので,訓練やコントロールが難しいのですが,それでも圧倒的なスピードです。

ですが今回の土コースはとても滑りやすく,犬のバランス能力や人間の競技戦略が試されました。
速く走る練習ばかりの犬では駄目で,バランス良くトレーニングされている犬やボディバランスの良い性質を持った犬が有利になります。

私のチームメイト「じゃがー」はミニチュア・プードル,この体高40cmクラスの中では小振りな方です。
障害物にもよりますが走るスピードは秒速4.5~5.7メートル,国内のプードルの中ではトップクラスですが,さすがに海外に出て他の犬種と比べると直線スピードは圧倒的に劣ります。 ですが プードルは体の重心点が体のほぼ真ん中にあり, 旋回能力(障害物を小さく回ってくる能力)は高く4WDや4WSのジープのような感じでクルクルと良く回ります。
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今回はコース会場的にも「じゃがー」にチャンス!とばかりに,決勝で勝負をかけギリギリのポイントでアタックを試みたのですが,そこはやはり世界戦,その勝負ポイントでフォルト(ミス)の判定をもらってしまい,タイミングが狂ってそのまま失格となってしまいました。 ハンドラー(人間)の力量不足です。

海外戦はいつもそうですが,競技はもちろんのこと,それ以外の時間帯での参加者や観戦にきている犬や人々の動物に対する姿勢など多くのことが勉強となります。 観戦に来ている一般の人々は,普通のスポーツ観戦の一つとしてきています。 競技内容がよければみんなから声をかけられます。 もちろん会場内で観客と犬たちがすれ違いますが,人が他の人の犬に直接アプローチしてくることなど,ほとんどありません。 競技犬はもとより観戦に来ている犬に対してもです,マナーと言うことでしょう。 日本人のように犬が可愛いからと言って,すぐに犬を凝視することなど,まずありません。
犬だって知らない人に凝視されたら怖いですよね。

それから競技チーム達は飼い主(ハンドラー)がとても勉強しているようで,まるで獣医師のように自分の犬たちをストレッチやマッサージなど充分なメンテナンスをしています。 会場内の出店もペット用品類の他に犬のカイロプラクティスやマッサージの店も出ており,予約が最終日まで満杯の状態でした。 日本の犬たちも早くこんな良い待遇を受けさせてあげたいものです。

今回とくに個人的に勉強になったのは,世界的に有名なカナダのスーザン・ギャレット女史。
クラスは違いましたが,決勝のコースウォーク(コースの下見)の際に同じリンクに入りましたが,コースウォーク中はもちろんのこと,それ以外のすべてにおいても彼女の一挙一動がとても勉強になりました。

おまけに,私の競技終了後まだ彼女はこれから出走というのに,わざわざ声をかけていただいて,決勝での勝負ポイントを褒めていただきました。失敗に終った,勝負ポイントは自分しか分かっていないと思っていたのですが,やはりさすがです,よく見てらっしゃるんですね。 感心と共に感激してしましました。(後ろのカナダ国旗が目立つ女性がスーザンギャレット女史)
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私にとっては,てんこ盛りの内容で,皆さんにご迷惑をおかけした分,大変勉強になりました。
今回の経験をもとに,今後も動物たちへ心の持ち方や,接触・コミュニケーションの方法などなど,これからも日々の診療に役立てて,動物たちが心から安らげる環境作りに努力し,皆さんの素晴らしいドッグライフづくりに,ご協力させていただければと思います。(す)


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