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今日の診察室

チェリー・アイ

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今日の診察のおはなしは「眼が飛び出した~」と
皆さんがあわてて飛び込んでいらっしゃる病気「チェリー・アイ」です。
チェリーと言ってもサクランボではありまんせんで,
三つ目のまぶたである第三眼瞼(別名:瞬膜)のお話です。
 P1030962.jpg
<眼の内側の粘膜(第三眼瞼)が腫れています>
この第三眼瞼の裏側(眼球側)にはリンパ節があるため,
何らかの感染や刺激でリンパ節がドーンと腫れると第三眼瞼がそっくり返ってしまい
眼球側の粘膜面が表面に出現,サクランボみたいに腫れ上がってしまうという病気です。
 P1030965.jpg  P1030964.jpg
お写真は,チワワのモモちゃん1歳。
年齢も若いため,簡単な炎症反応でも過剰に反応します。
P1030967.jpg
<治療完了>
さて治療は眼科処置,このひっくり返った第三眼瞼を
特別な眼科器具を使って元の状態に戻します。処置時間は約3分!
そのあとは点眼薬処置をつづけます。
もちろんこの処置の際に麻酔などは使用しません。
ちょっと気にする子は点眼の局所麻酔を実施。

この病気,あまりにもくり返す場合には,
第三眼瞼の中の軟骨が変形してしまっていることがあるため
全身麻酔科で外科手術になる場合もあります。

ただ古い獣医学ではこの第三眼瞼を手術でとってしまうなんて
激しい治療もあったようですが,現在は摘出術はほとんど行いません。

この疾患は眼(第三眼瞼)のリンパ節に関連しますから,
ばい菌が入って腫れたりすればもちろんですが,
走る車の窓から「ハコ乗り」状態で外に顔を出したりすると,
強い風の刺激で結膜炎になり発症することなどもあります。
『ハコ乗り』ファンシャー達は,ほどほどに乗りましょう。
(すー。(^x^))


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