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今日の診察室

講習会は人への感染症

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動物取扱責任者の定期講習会を受講してきました。
これは動物を取り扱う業種(動物病院,訓練士,ペットショップなど)を行う場合,
必ず取得していなければいけない申請です。そして毎年1回,定期的に講習会を受講する義務があります。
IMG_1559.jpgIMG_1560.jpg
今回の講習会内容は,動物関連の法律と動物達から人へうつる感染症,
法律関連は行政側から講師が,感染症に関しては懐かしの母校の丸山総一郎教授がいらっしゃってました。
動物から人が感染する疾患というと,
ネコ引っ掻き病,パスツレラ,サルモネラ感染症など皆さんもご存じのもの,また特にここ数年ワクチン接種率の低下が問題視されている狂犬病などについて。

さて,むか〜し昔の丸山先生の授業を思い出しましたので,ココでちょっとうんちく。
ワクチンとは当然皆さんがご存じの通り各個体を守る予防策なのですが,
予防免疫学的には個体だけでなく集団もその予防の対象と考えます。
では,この予防免疫学的には各病気から集団を守る場合には一体どのくらいの
ワクチネーション(ワクチン接種)率が必要だと思いますか?
・・・・・答えは70〜80%! 結構高いパーセンテージが必要なのです。
ここしばらく,日本における狂犬病の実質接種率は30〜40%と言われています。
この数値からするとかなり危険な状況なのです我が日本は!

さて,丸山教授の話に戻りますが,
先生のお話では実は日本同様,お隣の韓国も狂犬病の撲滅宣言が一度なされたのですが
その後,国内での予防体制に緩みが出て日本と同じくワクチン接種率が30%台まで低下
その段階で北朝鮮サイドから野生動物を介して,韓国内の家畜たちに狂犬病が感染,
最終的には犬を経て人へ感染したとのこと,今現在では狂犬病汚染国に逆戻りしたそうです。

世界の常識として,各国へ犬を持ち込む際には狂犬病予防接種は必須のワクチン。
たま〜に飼い主さんから『狂犬病予防接種はしなければいけないのですか?』と質問されますが,
これは基本的に絶対にしなければいけません。
もちろん体質や持病により獣医師がワクチン不適応という例外の動物達も中にはいます。
みなさーん,しっかり考えて頑張って予防しましょう。

その他にも,人へうつる感染症のお話。
じつは『パスツレラ感染症』先日感染してしまいました。
診察中に怖がったネコちゃんに『かぷり・・・』。
軽く噛まれた感じだったのですが,しばらくすると腫れるは熱がでるはで
夜はかなりの高熱と指の腫れと痛みですっかりグロッキー!
抗生物質や消毒処置は行っていましたが,多分疲れなどで免疫力が低下していたのでしょう。
P1030503.jpg
パスツレラ菌はネコの口の中に100%存在します。
丸山先生のお話では,過去に指切断手術が必要になったケースもあるそうで・・・(寒)
あ〜指なくならなくて良かった〜・・・(汗)
((すー。(>_<)
ご興味のあった記事があれば拍手をお願いしまーす。
今後の参考にさせていただきまーす。
☆7月1日よりホームページ移設となりました。
NEW・ホームページ http://bellvet.web.fc2.com/Bellvet_Animal_Hospital



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