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今日の診察室

脾臓の破裂

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今年の2月はずいぶんと手術が多いです (>_<)
特に脾臓の血腫や血管肉腫などの脾臓関連の疾患がとても多く,
脾臓の破裂などによる緊急手術は今月に入りすでに4件発生,今のところ救命率は100%。
20130225脾臓 20130225脾臓3破裂 20130225脾臓2破裂
ちょっとグロテスクで失礼。左から脾臓の破裂寸前,破裂中,破裂後しばらく経過後の写真(全て別症例)
昨夜はエアデールテリアの手術で午前様こちらは簡単でしたが,
その前はゴールデンレトリーバー君が急な起立不能で急患,こちらは大変でした。
倒れた時にお家にはママしか居らず,体重37kgの犬を移動することが困難,
でもママはこの子は病院が大好きだからと『ガンバって,ベルヴェットに行くわよ』と言ったら,
ゴールデンちゃんプルプルしながら立ち上がり,なんとか自分で車に乗り込んだそうです。
そこから先はママさんはどうやって病院に到着したか覚えていないとのこと。

さて,診断は脾臓を巻き込む胃捻転と脾臓破裂の合併症!早く来ていただいて良かった〜。
手術はどちらも時間との勝負,チームBellvetのチームワークが重要となってきます。
脾臓破裂の失血死の危険と捻転による胃の壊死,どちらも急ぐので厳しい手術。
手術開始早々,お腹の中は血の海,その中から破裂した脾臓からの出血を手早く止め
さらに胃の捻転を修復して胃の組織の壊死を回避,これらをほぼ同時進行します。
一段落してから胃の筋肉を剥離し肋骨側へ固定,それでも手際よく約1時間30分で終了。
スタッフの動きと日頃のチームとしてのトレーニングに感謝です。
吸引器にて吸い出したお腹に溜まっていた血液と腹水はなんと合計3.8リットル。
・・・現在良好に入院中,今日も尻尾を振ってトイレに出発していました。

脾臓は毛細血管の塊の臓器,冬期のドロドロ血は要注意です。
毛細血管がつまり小さな破裂,それらが重なり大きなものや癌へと進行します。
水分はまめに摂取して充分な運動を心掛けましょう。もちろん太り過ぎは注意です。
(すー。(∩.∩)
ご興味のあった記事があれば拍手をお願いしまーす。
今後の参考にさせていただきまーす。
☆7月1日よりホームページ移設となりました。
NEW・ホームページ http://bellvet.web.fc2.com/Bellvet_Animal_Hospital



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