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今日の診察室

今度は外科のセカンド・オピニオン

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P1010616.jpg 摘出した腹壁の膿瘍 (-_-;)
今度は外科のセカンド・オピニオンです。
外科と言ってもそんな大それたものではなく,避妊手術のセカンド・オピニオン。
約6ヶ月前に他の獣医さんで子宮蓄膿症と診断されて避妊手術,
その後,傷の治りが悪いとして,入院期間が随分延びたあげく手術創にも異変。
皮膚の術創の下に直径1cm程度の腫瘍のようなモノが
ボコボコと約10cmくらいの長さで連なって,まるでイモムシが皮膚の下に入っているようです(怖)
おまけに皮膚に穴があいて,膿のようなものが出てくるとか。

と言うご相談で柴犬ちゃんが来院。
とてもお利口な柴犬ちゃんだけに,とても可愛そうですね。
これだけ大人しければ,入院中に傷を舐めるなども無いでしょうにネ?

さて,診断は腹壁縫合(お腹の壁を縫い合わせた)の縫合糸が汚染していて
縫合部を中心に細菌感染を起こしており,化膿していました。
でもそんな化膿創を半年間も大事に持っていたなんて可愛そうですね。
イモムシ状の連なる腫瘤は,なんと縫合糸と膿瘍(ウミの袋),
おまけに縫合糸も絹糸(けんし非吸収糸)を使用しておりその縫合糸が細菌の温床となり
いつまでも治らなかったようです。

手術にて病巣を取り除いたところ,結局,化膿した腹壁を10cmも摘出除去
お次は,念のため摘出した卵巣と子宮の断端を確認!
・・・ムムッ・・・。
はぁ〜(×_×)・・・左卵巣切断端部に何かあります。
ありりゃ・・・卵巣の取り残しのようなものが〜。
そこから再度,卵巣摘出術のやり直しを行い,大きく欠損した腹壁を修復。
やっと皮膚縫合にたどり着いたのは結局1時間半後,フーーー(汗)
卵巣らしきものは,飼い主の許可を取り病理検査に提出,
こちらも先日結果が返ってきて『卵巣』だよ〜んの結果でした。
何とも散々な結果だった柴犬ちゃんでした。

去年の今頃も,同じように外科のセカンド・オピニオンで
他の獣医さんで腸管に異常があるかもしれないと言われ,腸管を一部切除。
ただこのワンコちゃん高齢で,見るからに基礎疾患をもっていそうなのですが,
どうもその獣医さん,この基礎疾患を調べずに腸管切除したため,
腸管吻合(腸管を一部切除しつなぎ合わせること)した場所の縫合がとれてしまい,
なんと傷がパックリ,お腹の中はウンチだらけ・・・なんて可愛そうなワンコが(寒)。
一命は取り留めましたが,腎不全などの後遺症が発生し1ヶ月も入院していました。
今思い出しても凍り付きますが,この季節には何故かこんな症例が不思議と続きます。
こういうご相談は,動物達がかわいそうすぎます。
あまり続いてほしくないものですね・・・(T_T)
(すー。(-_-#)
ご興味のあった記事があれば拍手をお願いしまーす。
今後の参考にさせていただきまーす。
☆7月1日よりホームページ移設となりました。
NEW・ホームページ http://bellvet.web.fc2.com/Bellvet_Animal_Hospital



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