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今日の診察室

大病は少ないですが連日診察は混雑,ちょっと変わった症例

 ←初カットのお約束,ビフォー&アフター →お礼状は,もちろん『忠犬シロ公さま』でございます。
さてこのところ連日診察や手術は立て込んでおりますが,
嘔吐や下痢,皮膚のトラブルが多く大病は少ないようです。
手術も腫瘍関連などが多く12月と言うより例年の9-10月くらいの感じ。

先日ちょっと変わった症例がありました。
4歳のノーフォーク・テリアちゃん,強いおう吐下痢ということで近隣獣医にて検査。
レントゲンにてお腹の中に直径3センチほどのしこりが発見されました。
手術をするなら必ずベルヴェットでと大変ありがたいご希望で
遠方より来院され再度こちらでもレントゲンやエコー(超音波)検査にて
再精査してみると・・・
レントゲンで右下腹部に直径3センチ程度の綺麗なボール状のしこり,
時間経過と共に観察しても移動がないため癒着も疑われます。
次いでエコーで検査してみると中身は流動状の半液体のようなもの,
なんじゃこりゃ?

飼い主さんとの相談の結果,試験開腹手術にて摘出し調べてみると,
なんと『膿瘍』とその癒着でした。
過去の履歴から今年の夏に軽井沢の別荘にて
ひどい下痢が発生し加療にて治癒、
推測ですが、その時に腸管に穴が開き
大腸菌などが漏れ出したのではないかと考えています。
通常お腹の中では腸管に穴が開いた場合,
大網(たいもう)という膜が問題地点に集合し
腸管などに開いた穴をふさぎ癒着を起こします。
そこで修復完了すると剥がれて元に戻ります。
多分この時に大量の大腸菌などが漏れ出し,
それらを封じ込めるために大網が大腸菌を包み込み,
何とも綺麗なボール状の膿瘍が出来たと考えています。
P1000265.jpg
スミマセンちょっとグロ気味なので見えないよう加工しています。
そのノーフォークちゃんは術後のチェックに来院され元気100倍とのご報告。
これにて一件落着でした。メデタシめでたし。
(すー。(^_-)-☆
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