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今日の診察室

歩行異常の時の対応は?・・・水遊びで「股関節脱臼」

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今日のご紹介は『股関節脱臼』です。
股関節脱臼は大型犬、特にレトリバーなどの疾患として有名になりましたが、
全ての犬種に発生する疾患です。
今回はTプードルちゃんに発生、股関節形成不全やレッグペルテス病などの基礎疾患はなく
プールで遊んでいる時にツルッと滑って転けて発症した単純な「外傷性の股関節脱臼」。
我が家のワンコたちもずいぶん滑っていますがトラブルになったことはないのですが、
このプードルちゃんは、アンラッキーよっぽどひねり具合が悪かったんですね。
皆さんも水場は気をつけましょうね。
20150731HD_LIP.jpg
 さて脱臼は?・・・
歩行異常が見られたときの対応方法は?・・・
まず、あわてずゆっくり(犬を怖がらせないように)キズや出血、腫れをチェック
問題を発見したらすぐ獣医さんに連絡、何もなければケージレスト(行動制限)し
約30分間安静に待機、その後異常が改善されていればOK、
だめなら獣医さんへGOという流れになります。

さてさて、このような場合にも整復するときには全身麻酔となります。
処置時間は短いのですが、筋肉がしっかり弛緩する程度に麻酔が必要。
だいたい軽〜中程度の全身麻酔を短時間実施します。
そして、脱臼した股関節をけん引して元の位置に戻します。
股関節脱臼 術前横矢印2
股関節脱臼 術後横矢印2
整復は無事完了、とその次が問題で関節を適正位置に保持したまま外固定します。
このような外傷性で整復後も再発が疑われないときにはこの外固定までで終了。
約2週間ほど待って外固定を外し、リハビリ開始です。
これでも再度脱臼するようであれば、外科手術適用となります。
今回は股関節に異常がなかったのでこのような手順ですが、
何らかの異常がある場合には最初から外科適用となることがあります。

・・・2週間後、何とか良い状態が維持されていました。
では外固定を外してリハビリ開始です。あわてずに行きましょう!
(すー。٩(๑´3`๑)۶
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今後の参考にさせていただきまーす。


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